TISAX認証の動向その1
TISAX認証とは、ドイツ自動車工業会(Verband der Automobilindustrie:VDA)の定める自動車の情報セキュリティ認証規格です。走る家電とまで云われ、電気自動車が主流となりつつある欧州ではハッキングによる自動車の暴走をはじめ、インフラの混乱を防ぐためにもこの自動車を構成する各種部品・部材一つひとつにも情報セキュリティ上の担保が求められてきています。
部材・部品メーカーはこのTISAXの基準を満たしていない限り、欧州自動車メーカー、通信事業者との取引・契約をできなくなる、今やそのような水準になってきています。
本日は動向その1として、ここ近年に決まってきている話を共有いたします。
審査手続きの申込期限、迫る!!
このTISAX認証は2017年、ENX(European Network Exchange)との協力のもと定められてきましたが、現在、VDAではTISAX認証の要求事項等とも云えるVDA-ISAの基準に対する更新が掛かっています。
これまでアセスメントの基準としてきたVDA-ISA Ver.5.1での審査手続きは、
2024年3月31日
をもって終了となります。
2024年4月1日
以降は、VDA-ISA Ver.6がベースとなり、満たす要件も大きく変わってきますので、ISO/IEC 27001:2013で運用を行なってきている企業様は急ぎ、3/31までに審査手続きの登録を急がれることをお勧めします。
どちらの基準を採用すべきか、審査手続きに迷われていらっしゃる企業様は当社にお声がけください。
従来のマネジメントルールでは通用しないTISAX認証には、実に大きな壁が存在します。
当社にはTISAX認証取得に導いた支援実績がございます。
認証取得支援をご希望の企業様につきましては、ぜひお問合せください。