コロナウイルスから学ぶ

コロナウイルスが世間を騒がせていますが、何ゆえか日の経つのが非常に遅い気がしてなりません。行く、逃げる、去ると言われる1月、2月、3月ですが、年度末の慌ただしさが感じられません。別れの季節、移動の季節、引っ越しの手配や何かで大騒ぎしているなか、その欠片すらありません。

何ゆえでしょうか?

水でも空気でもそうですが、流れが止まると淀みます。人の流れも同じで、人の動きに規制がかかると、やはり活性がなくなります。その結果、経済も停滞し、不況が訪れてしまいます。バブル崩壊、リーマン等、原因は様々ですが、不況の生まれる要因
は流れが止まることです。

流れが止まったときに見える各企業の姿勢、これが丸わかりになります。流れているときは目にも止まらないですが、流れが止まるとチリ一つとっても目についてしまいます。日頃から何を大事にしているのか?それが社員たる人まで浸透しているのか?日頃の行動指針まで行き渡っているのか?”素(す)”が目についてしまいます。
このような時こそ、ある意味チャンスです。
流れが止まった時だからこそ、日ごろから大事にしている姿勢を大きくPRし、難局に少しでも寄与している、心から大切に想うことに尽力している姿勢、これが際立ちます。今後、生き残る企業とそうでない企業との差異、大きく出る時期だと感じられます。
皆様はこの難局にどう、対処していますか?受け身で待っていませんか?
流れのない(淀んでいる)状況で、口を開けているだけでは何も解決にはなりません。今だからこそ、この難局をチャンスと捉え、確実な努力の元、オポチュニティを作り出すというプロセスが要求されます。
幸いにもファイナンス上の要因で経済の停滞が発生しているわけではありません。難局が過ぎたら自然発生的に流れ出すでしょう。しかし、サプライチェーン上、どこにどのような弊害が生まれているかも予測できません。

確実なリスクマネジメント、難局をコントロールできるようになるまでのたった今この瞬間の過ごし方、この中に中長期的にどう生きていくべきかの大きなヒントが隠されています。

興味のある方はどうぞメッセージをお待ちしております。